リフティングの効用

(1) サッカーが上手くなる

サッカー選手は必ず練習の中にリフティングを取り入れています。とくにサッカーのさかんなブラジルなどでは、子どものころから「遊び」の中でリフティングをすることが習慣になっています。ボールコントロール技術だけでなく、微妙なボールタッチの感覚が鍛えられるために、試合での正確なバスやシュートにつながります。

最近は、体育の実技でもリフティングを取り入れる小中学校があるようです。例えば、親子で練習して、お子さんにひとつの特技をもたせることは、自信につながるかもしれませんね。

 (2) 日々のエクササイズに効果的

リフティングでは、常にボールを落とさないように微妙な全身の筋肉の動きが必要となるために、ウォーキングやジョギングなどに比べて、短時間で多くのカロリー消費を伴います。(やってみるとすぐに実感できると思います。) 

また「回数」という明確な目標があるために目標を設定しやすい、技が向上することで楽しくなるという「遊び」の要素が大きいために継続しやすい、という特徴があります。

(3) 筋力とくに「大腰筋(だいようきん)」が鍛えられる

「大腰筋(だいようきん)」は「インナーマッスル(体の深い所にある筋肉)」のひとつで、背骨と脚の付け根をつなぐ筋肉で、年をとるにつれて衰えてくるために「若さの基準」ともいわれる重要な筋肉です。

大腰筋が衰えると、骨盤が前に傾いてしまっておなかが出てしまったり、腰痛や膝痛の原因になったりします。実はウォーキングやジョギングのような運動では大腰筋はあまり鍛えられません。太モモを高く上げる運動を意識的にすることで大腰筋を鍛えることができますから、リフティングは最適な運動といえます。

また、大腰筋もその中に分類される「腸腰筋(ちょうようきん)」を動かすために、便秘解消の効果も期待できるといわれています。(これは他のスポーツでも当てはまるかもしれませんが。)


(4) 身体バランスを整える

フティングはボールを捉える際に、左右のいずれかの足をあげる必要があります。言い換えると常に片足立ちの状態が求められます。よく「体力年齢」を測定するために片足立ちがどれだけ長く続けれるかが指標とされますね。高齢になるほど身体バランス力が衰えて、片足立ちが苦手という人が多くなりますから、リフティングは身体バランスを整えて若さを保つためにも適した運動といえるでしょう。


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