『サッカーの世紀 (後藤健生著、文春文庫)』はとても面白かったです。イングランドでフットボールが始まって、それが世界中に広がり、各国で個性的な特徴をもったサッカーのスタイルが生まれていく様子が、とてもわかりやすく面白く描かれています。
サッカーが世界中で人気がある理由のひとつに、「ルールが少ない」ということがあるそうです。手を使える野球やラグビーなどのスポーツでは、選手の動きを規制するためにたくさんのルールが必要ですが、サッカーでは「手を使ってはいけない」というシンプルで効果的なルールのおかげで、選手は他の細かい規制に縛られることがなくなり、自由な発想、自由な戦略が可能になり、それがサッカーの大きな魅力となっている、ということです。
考えてみると、リフティングも「手を使えない」こと、「規制がない」ことで、自分のやりたいように自由にボールを操れるのが魅力になっているのではないでしょうか。